琉球新報 2008年7月6日
オキシジミが激減 泡瀬干潟で3団体調査
【沖縄】泡瀬干潟を守る連絡会など3団体は5日、沖縄市の泡瀬干潟で県のレッドデータブックで絶滅危惧種とされているトカゲハゼの生息状況や海草藻場の分布状況などを調査した。
同連絡会の前川盛治事務局長は「トカゲハゼは一定程度確認できたが、オキシジミなどの貝は泥干潟の砂質化で激減していた」と調査結果を語った。
トカゲハゼは約1時間の定点観測で稚魚6匹を含め計12匹を確認した。同連絡会によると、泥干潟にすむオキシジミが以前確認された場所は、泥に砂と小石が交ざった状態で、オキシジミの個体数は激減していたという。海草藻場に生息するハボウキガイが死んでいるのも多数確認され、前川事務局長は「砂が堆積(たいせき)し、周りにあった海草がなくなってしまい、ハボウキガイが生息できなくなっている」と指摘した。
調査団体の一つ、泡瀬干潟生物多様研究会(山下博由会長)が1日、同干潟を調査した際に、海草藻場の著しい消滅やトカゲハゼ生息地の砂質化を確認したため、同連絡会などと合同でこの日調査した。
***(以下,マスコミへのリリース)
泡瀬干潟 トカゲハゼ生息地の環境が激変
泡瀬干潟生物多様性研究会は,7月1日に泡瀬干潟の調査を行った.
その結果,
1.泡瀬干潟全域において,海草藻場の消滅が著しいこと.
2.「トカゲハゼ生息地」において,砂質化が著しいこと.
が確認された.特に,2の点について,以下に述べる.
泡瀬干潟,比屋根湿地前面の「トカゲハゼ生息地」は,泡瀬で唯一の泥干潟環境である.ここには,トカゲハゼをはじめとした泥干潟に特有の生物が多く生息している.
貝類では,イチョウシラトリ,トガリユウシオガイ,オキシジミ,コオキナガイ(いずれも沖縄県のレッドデータブックに記載された絶滅危惧種)など泥干潟に特有の種が,泡瀬干潟でもこの場所にのみ生息している.
今回の調査で,この「トカゲハゼ生息地」において,干潟の砂質化が著しいこと,泥干潟に特有の貝類が激減していることが確認された.
このまま砂質化が進行すれば,泥干潟に特有のトカゲハゼや貝類が生息できなくなる可能性が非常に高いと考えられる.過去10年間以上,この泥干潟の環境は安定したものであったため,今回の砂質化の原因は,泡瀬干潟の埋立工事による潮流の変化などが原因である可能性が濃厚であると指摘される.
この問題を詳細に検討するため,泡瀬干潟を守る連絡会,泡瀬の干潟で遊ぶ会,泡瀬干潟生物多様性研究会は,泡瀬干潟の「トカゲハゼ生息地」の緊急調査を以下の日程で行うこととした.
7月5日(土曜日)
午前11時~13時
泡瀬干潟,比屋根湿地前「トカゲハゼ生息地」
泡瀬干潟を守る連絡会,泡瀬の干潟で遊ぶ会,泡瀬干潟生物多様性研究会
マスコミ各位の取材を御願い致します.

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