2022年7月18日月曜日

「ブルースに腰かけて」2013/2/17  


煙突のてっぺんで

卵を手の中で転がし

星に話しかけている

ブルースに腰かけて


魂が死んでも

きっとどうにかなるだろう

河原に行って歩いてるうちに

きっと歌を思い出すよ


彼女は空を歩いて

月の光に話かける

地球が裸だった昔から

そうやってきた


木の舟で闇夜の

川を下っていく

俺の新しい死体と

しゃべるために


心が死んでも

きっとどうにかなるだろう

からだを撫でてくれれば

きっと歌を思い出すよ


歌を思い出せなくなったら

あの北風の海辺に行く

乾いて壊れてしまった

言葉の岬に


歌しかない

歌が君を起こし

君は君の歌の中で

永遠に生きるだろう


投稿者: YOU

1 件のコメント:

  1. 前ブログでのコメント
    投稿者:江口優美2013/2/23 21:33
    詩人さんの言葉は今の私には眩しすぎます。海を見なくちゃ・・・あした行こう     国東の海は深緑だったような。      でもここ、工場の煙突なんだ

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