熱海港からカモメに見送られて、船で20分行くと、そこは猫の島。
人間が150人、猫が200匹住んでいて、犬は二匹しかいない。
1月14日、山下由・トシさん・マツさん・太郎さん・多田ちゃん・みおちゃん・ゴトー君という7人の侍が猫の島に上陸。そして、たまきさん＋パゥルも日帰りで来ていたので、島の犬密度が急激に上昇！ この島では犬は珍獣で、島民たちは物陰に隠れながら、息を呑んで姿を見ている。
7人の侍は某リゾートホテルに潜入して、某セレブ新年会ディナーショーに出演したのだった。70代の貴婦人のバックで、井上陽水・越路吹雪・桂銀淑などの曲をこなし、自らはニノロータ・That Every Crown・僕のライオンを呼んでくれ・ラトビア・黒い瞳・安里屋ユンタなどを披露し、思い出のサンフランシスコ～いい日旅立ちで終演。ショーのハイライトは、Dark Eyesでの強力美女たちの強力ディナーテーブル接待だった。
ショーが終わり、強力売り子が「CDだよ、CDだよ、歯痛・虫さされ・生理痛にCDはいかが」「Pasacalsも販売中で～す」と啖呵バイをすると、マダムが「そのCD、あるだけちょうだいな」と飛ぶように売れていく。
打ち上げは中華のコース料理で、紹興酒を「もうやめて下さい」といわれるまで飲み、店にある紹興酒を買い占めて部屋に戻り、冷蔵庫の中のOld Parなどの液体を「まあその～」と唸りながら二部屋分からっぽにして、宴会を続ける。
リハをみっちりやったのに、高級ディナーショーなので演奏禁止になった「お座敷小唄」を150コーラスやり、Born to be wildをやりスーダラ節をやり旅姿三人男をやり、トイピアノを足で弾いてのたうち回り、浴衣で寝転んでバイオリンを弾き、三線とピアニカとギターが一晩中鳴り響くが、高級リゾートホテルなので苦情は一切こず、昭和歌謡大全が夜明けまで続いた。
そして，猫に見送られて熱海に帰り、鮨屋で寿司をつまむ。
「リゾートホテルって体を休めるとこですよね」とトシさんに聞く。「俺もゆっくりと年賀状の返事でも書こうと思ってたんだけどね、世の中そうはいかないよな」とトシさん。
とても楽しい仕事だった，招待してくれたマリちゃんに感謝！
来年もこの侍たちを呼んでね．
いとこのマリちゃんと
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