2022年6月26日日曜日

「シンポジウムのお知らせ」2008/12/17

海と山 LOVE LOVE シンポジウム

――いのちの輪と和、沖縄泡瀬干潟&東京高尾山――

【日時】12月23日 (火・祝日)12:30 開場、13:00開始

【場所】東京大学農学部弥生講堂一条ホール

 地図 → http://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/  

【参加費】1000円


沖縄と東京、海と山、離れているけれど泡瀬干潟と高尾山は、双子のようにそっくり。

泡瀬干潟は、沖縄市の市街地にある身近な海。高尾山は、新宿からたった1時間で行ける身近な山。どちらも人間のすぐそばにあり、潮干狩りにハイキングとめぐみを与えてくれる豊かな自然です。


泡瀬干潟は、海草藻類139種、貝類312種、鳥類150種、海草の種類の多さ日本一!

高尾山は、植物1321種、昆虫5000種、鳥類150種、植物の種類の多さ日本一!

共通点は、多様ないのちが複雑にかかわりあう場所であること。


ゆらゆら動く海草、いろとりどりの貝や魚たち、飛来する渡り鳥、夜の海にやさしく光るウミホタル。

木漏れ日に光る樹々の緑、飛び交う蝶やうごめく虫たち、さえずる鳥の声、月夜に飛ぶムササビ。

泡瀬干潟は「海の高尾山」、高尾山は「山の泡瀬干潟」。


でも…悲しい共通点がひとつ。

泡瀬干潟は、リゾート開発のために埋め立てられようとしており、高尾山は、高速道路のためのトンネルが掘られようとしています。どちらもこのまま工事が進むと、小さなたくさんのいのちが奪われ、二度ともとの姿にもどることはできません。

わたしたち人間は、これまでたくさん壊して、たくさん造って、たくさん失って、いまこの手に何が残っているのか…じっくり自分の手を見つめる時が来ています。

トーク&ライブで、つながり合っているいのちの輪と和を感じてください。


【出演者プロフィール】

辰濃和男

朝日新聞編集委員、論説委員、編集局顧問を歴任。1975~88年まで「天声人語」を担当。「風土生命体」という独自の思想から、高尾山の保護を訴える。『高尾山にトンネルは似合わない』(岩波ブックレット)『文章の書き方』(岩波新書)、『四国遍路』(岩波新書)など著書多数。


山下博由 

泡瀬干潟生物多様性研究会代表、貝類保全研究会。日本各地の干潟で貝類の調査を行うと同時に、干潟の危機を訴え、保全に取り組む実践的貝類研究者&シンガーソングライター。泡瀬干潟では、新種の貝類を発見。


マエキタミヤコ

コピーライター、クリエイティブディレクターとしてNGOの広告に取り組み、2002年に広告メディアクリエイティブ「サステナ」設立。「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人、雑誌『エココロ』主幹、著書に『エコシフト』(講談社新書)。


中西悦子

パタゴニア日本支社環境問題担当として、六ヶ所、高尾山など海山問わず、各地のエコアクションをサポート。利益を地球に返すというパタゴニアの企業精神を実践中。


水野隆夫

泡瀬干潟大好きクラブ代表。環境省自然保護管として、国立公園西表や知床などに駐在後、写真展の開催をはじめ、泡瀬干潟の保護に情熱をかける日々。


坂田昌子

虔十の会代表。ツリーハウスやユニークな座り込み「座っていいとも!工事だヨ、全員集合!」など環境活動をポップに変えつつ、高尾山を守るために日々格闘中。


【LIVE出演】

RaBiRaBi×PICO

その場のインスピレーションで、音も魂もフリースタイルな打楽器×2人(PICO・Nana)とVoice&mix(Azumi)。そのサウンドは、自然への祈りを通じて人の輪=和をつむぎだす。年間、全国各地で100回のLIVEをこなす超パワフル「縄文サウンド」!


投稿者: 由

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