2022年7月6日水曜日

「ながらみの瞬く砂のすきまかな」 2009/11/8  


今年は春先から,湘南の海岸に小さいナガラミ(ダンベイキサゴ)がたくさん打ち上がっていて,大発生の予兆があったんだけど,その通りに豊漁になったようだ。

地元の人から,何回かおすそわけしてもらって食べた。


ナガラミは,一時期,全国的に著しい減少傾向にあって,なかなか食べることができなかったんだけど,ここ数年,復活傾向にあるようだ。

湘南では平成9年から漁獲が再開され,遠州灘や高知県などでも漁獲されていて,楽天市場などで「復活! 幻の巻貝」として流通している。


しかし多分,この貝が駄菓子屋で売られていたり,三時のおやつにしていたような時代の生息量には,遥かに及ばないのではないかと思う。


このキサゴ類のすごいところは,通常の口の他に,二枚貝の水管そっくりの偽水管(psuedosiphon)という器官を持っていることだ。つまり,口で海底の有機物を食べながら,偽水管で海水中のプランクトンなどを摂取している。すごく食い意地の張った貝だ。二枚貝のように砂底生活に適応した巻貝。


しかし,こうした濾過食の生態は,ハマグリやアサリなどと同様に,水質・底質汚染の影響を受けやすく,それが減少の原因の一つであったのかも知れない。


ナガラミが棲める渚の世界が続いて欲しいと思う。


藤沢市片瀬西浜のナガラミ。

塩茹でもいいけど,醤油と鰹節をちょっと入れて煮ると,また美味いです。


投稿者: 由

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