資本主義のための広告
壊れた机 壊れた椅子
黄砂の季節に叫びに行く
そこは滅びた都の滅びた街
死を買おうにも売り切れていて
楽士が恋人と歩く
青い旗のふちの領土
そう雛菊はいくつも埋めた
朝が生き残るまで
出口は牧師と僧侶でひしめき
死者は順番を待っていた
黄色い紙が配られたら祈るのだ
孤独という花のために
街角には誰もいない
が名前だけが待っている
野心の泉で歌うのは
影になった一角獣
避難民はタンゴを踊る
世界に終わりがあるのなら
いくらでも愛したでしょう
この世界をいつまでも
もう一つの船が沈む
太陽が海で焦げている
いくつもの王国で
走っていくあなたを見た
薔薇のように人生は終わるだろう
吸わなかった煙草のように
火になった草のように
憎しみと呼ばれた愛のように
笑いが止まらなくなって会いに行く
君が泣いている海辺へ
鉄道の終点へ
でも切符は
死を買おうにも売り切れていて
投稿者: you
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