長靴の思い出5:高校3年の時かな,杵築市民会館という所でコンサートがあって,200人くらいの客を前に歌った「メジャー・デビュー」だったのだが,その時も長靴を履いていた!
その時は,客席で「この世に棲む家とてなく(ウディ・ガスリー/高田渡)」「朝日楼(高田渡)」を歌い,それからステージに上がって「海どろぼう(佐渡山豊)」を歌った.長靴がいかに格好良かったかは推して知るべし.
なぜだかものすごい拍手喝采で,歌・ギターはもちろんとても下手だったので,これは曲そのものの良さが大きかったと思う.
しかし,どの歌も全く普通の内容ではなく,「朝日楼」は原曲「House of Rising Sun」というポピュラーではあるが女郎屋の歌なのだ.「皆さんも御存知と思いますが,女郎屋というのがあって」というMCを入れて,全く変な高校生だった.
しかし,これらの唄に共通しているのは,状況は悲惨だけど,歌詞に起承転結と物語性があって,とても分かりやすいということだ.それが人の心を引き付けるのだろう.バラッド(物語唄)!
今,歌ってもあの「悲惨な状況」に共感が得られるだろうか?
2006年6月:おおのしんや撮影,graphic:山下由
投稿者: 由
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