この写真の,干潟に生えているような黒いムール貝はコケガラス(有明海準特産種).斃死して殻が浮き出た状態になっている.ウネナシトマヤガイの姿も見える.アサリのほかにも,多くの海洋生物が死滅している.
赤潮・青潮・貧酸素・化学汚染は,アサリのみならず多くの海洋生物を死滅させる.環境の変化に弱い多数の生物が死滅し,一部の生物の地方個体群は消滅する.
微小生物では,膨大な数の種が,その地方海域で衰退・消滅していると考えられる.こうした全体的な生物多様性の低下は,海域環境の復活を遅く,困難にする.
生物多様性を構成する少数者「一部の住民」の声は,いつになったら社会に届くのか?
投稿者: 由
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