そうして,私たちが某大学の会議室で,貝について「CRだ,VUだ,NTじゃ,DDじゃろ,なんじゃこりゃ~」と血を吐きながら議論している間に,沖縄市長選挙は終わっていた.
東門美津子市長,再選,おめでとう!!
これからも,一緒に頑張りましょう!
思えば,あなたが「東部海浜開発の見直し」を公約に沖縄市長に当選されてから,沖縄総合事務局や地元有力者の執拗な懐柔攻勢を受け,選挙民の心を裏切って「泡瀬埋立推進の旗頭」に豹変し,私ども良識的埋立反対派は「なんじゃこりゃ~」と何度も血を吐く思いでしたが,今回の選挙においても,「美津子の他に神輿なし」「遠くの親戚より,近くの鬼じゃ」という菅原文太のような淋しい革新陣営の状況の中で,仁義なき戦いの選挙対策委員の苦悩の色は「クリープにコーヒーを注ぐ」如きでありましたが,艱難辛苦に打ち耐えて,我々は再度あなたを,沖縄市の自然と生活の再生を託す女王として選んだのです.
言い過ぎかい? しょうがねえよなあ.
自分の否を,もうちっと,素直に認めたらどうだろうか.これは,政治家の良否の決定的な資質だよ.「男に二言は無い」というのは,実に哲学的な問題で,くたびれる.「柔らかい」方が,よっぽどいいと思うが,多分死ぬまで俺にも分からんな.
そんなわけで,鳩山は偉いんだよ.自民党政権下だったら,国民に目隠しして決定していた基地を,オープンに「悩んでます」と言ってるじゃないか.「アメリカーは,ガタガタうるせえ」「日本は,米国の植民地じゃないんだ」と,とても丁寧に上品に.
アメリカのメディスンマンに悩み事の相談がある.彼らは最低三日間は,自己と夢(祖霊や土地),相談相手の深層意識と対話して熟考する.全てのものごとは,単純ではないからだ.メディアが叩いている,決断力不足など,ちゃんちゃらおかしい.今,やっと,アメリカの植民地である日本国民に「考える時間」が与えられたという段階なのだ.
御無礼御免 博由拝
沖縄県総合運動公園から見る泡瀬干潟と埋立造成地.
この広大で豊かな公園があるのに,海を埋めて何をしようというのか?
投稿者: 由
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