天草のかなり南の方の魚貫崎（おにきざき）海水浴場にベニガイがたくさん打ち上がるというので調査に行った．
奥に見える建物はレストハウス「結乃里」（天草を代表する魚貫崎ビーチに隣接する結乃里。ダイビング・カヤック・ＢＢＱなどが楽しめます。夕食は自慢の漁師料理が好評です。
http://hotel.jp/hotel/29349/）で，皆さんもぜひどうぞ．
で，そこのお姉さんが浜辺で拾った貝のコレクションを見せてもらって，名前をつけたり，「おお，アツシラオがある」とか感動したり，「ベニガイ，1個ください」とか言ったりして．
分類したり，名前をつけたりするという行為は，よく考えると面白いもので，「そんな食べもしない貝に名前をつけて，どうするのか」という意見ももっともじゃないかと思う．しかし，「本当に食べ物がなくなったら，この貝も食べるかもしれないので，名前があった方が便利でしょう」という答えで，とりあえずどうだろうか．
それで夜は，最近，砂浜の打ち上げ貝調査をしている吉崎さんの家で，「分類だー分類だー分類だー」と言いながら，たくさんの貝類を仕分ける．
魚貫崎で，オキアサリとコタマガイが両方出るので，この難解な貝を分類する．2種が同所的にいる集団を真剣に分けたのは初めてだったんだけど，けっこう完璧に分けることができて「すごいぞ，俺」で有頂天になった．よその場所でもこんなに「きれいに」分けられるかは知らない．
この類については，松隈先生が論文を準備中です．
投稿者: you
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