2022年7月22日金曜日

「雛祭りハマグリ店頭調査 2017」 2017/2/28

「雛祭りハマグリ店頭調査 2017」の御案内(転送歓迎)


*佐藤慎一さん(静岡大学)が、調査幹事を担当してくれます。情報の送り先は、hinamatsuri.hamaguri@gmail.com です。

よろしく御願いします。


皆様


「日韓共同干潟調査団ハマグリプロジェクトチーム(山下博由代表)」と「アジアの浅瀬と干潟を守る会(山本茂雄代表)」は,2005年から毎年,雛祭りの時期に,ハマグリ類の店頭調査を行なっています.


日本の雛祭りには,女子の健康などを願うため,蛤を食べる習慣が古くからあります.

近年,この習慣は失われつつある一方で,大手のスーパー・デパート等では「雛祭りハマグリ商戦」が展開されており,大量のハマグリがこの時期に流通しています.

御存知のように日本在来のハマグリは深刻な減少傾向にあり,現在国内で流通しているハマグリの多くは中国大陸産のシナハマグリです.

日本がシナハマグリの大量輸入国になっていることは,中国大陸・朝鮮半島のシナハマグリの個体群維持や干潟生態系の機能維持にも大きな影響を与えていると考えられます.山下ほか(2004)「沈黙の干潟 -ハマグリを通してみるアジアの食と海の未来-」http://www.takagifund.org/05/r2004/01-085.pdf 参照.


私たちは,雛祭りの時期に,国産ハマグリと輸入ハマグリの流通・消費状況を調べ,商品名・産地表示の適正さも調査しています.

以下の要領で,調査に御協力いただければ幸いです.本年はホンビノスガイ(白はまぐり)についても,調査対象とします.

調査日は,3月3日前後の,いつでもけっこうです。


必要な情報:

調査日,調査地,店舗名,標準和名(種の名前),商品名,産地表示,100gあたりの価格(もしくはパック価格/個数),調査者

標準和名(種の名前)が分からない場合は不明でけっこうですが,写真がある場合は同定致します.

商品ラベルの鮮明に映った写真があると助かります。


凡例


調査日:2017年3月3日

調査地:神奈川県藤沢市鵠沼海岸,相鉄ローゼン鵠沼店

商品名:はまぐり (標準和名:ハマグリ)

産地表示:中国産

価格:93円/100g.

調査者:山下博由


商品名:はまぐり (標準和名:チョウセンハマグリ)

産地表示:茨城県産

価格:g値段表示なし,1パック 580円/1個

調査者:山下博由


御協力いただける方は,以上のような情報を

hinamatsuri.hamaguri@gmail.com 佐藤慎一宛て送って下さい.


これらの情報は,エクセルでデータベース化しています.

調査協力者には,まとめたデータベースを,2017年5月末までに提供致します.

1~2件の情報でも,日本各地から集まって,何年かすれば,重要なデータになると思いますので,できる範囲でよろしく御願いします.

写真も送っていただければ,データベースに加え,共有されます.


ぜひ,この時期にスーパーなどで,ハマグリを眺めてみることをお勧めします.


日韓共同干潟調査団ハマグリプロジェクトチーム(佐藤慎一・山下博由)

アジアの浅瀬と干潟を守る会(山本茂雄)



投稿者: yuu

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