7月11日,西表島祖内の海岸.
養浜というか人工海浜というか,海岸改修で白い砂がドカッと入れられていて,海草場がやられていて,貝がほとんどいなくなっていた.ここは多様な貝類が生息していて,すごい所だったのだが.
こういう覆砂をすると,細かい砂が海に拡散して,海草藻場や海底が窒息状態になり,本来の生態系が破壊される.沖縄本島でもこういう人工海浜造成による,モズクや海岸生物への被害は枚挙にいとまがない.沖縄でよく使われているこの白い砂は慶良間沖のものが多い.
覆砂事業は,「自然再生」「干潟再生」「藻場造成」などの名目で日本各地で行われていて,健全な干潟の上に浚渫したヘドロを入れて「干潟再生」「藻場造成」でございとやっているのは主に国土交通省.国土交通省は先駆的な海岸生態系研究・保全をやっている一方で,あいかわらず「あんた,馬鹿じゃないの」というようなことを繰り返している.
西表島の祖内は,自然も人もこれで駄目になったりしないと思いますが,,,なにしろいろんなことが本当に日本一すごいとこなので.素敵な浜ができたのだから「もあしびー」に活用して欲しいです.
投稿者: 由
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