2022年5月28日土曜日

「泡瀬干潟の環境が激変」2006/7/17

7月12日,沖縄市泡瀬干潟を調査.

環境が激変していて愕然,呆然とした.

大量の砂が干潟に押し寄せていて,特に海草藻場が砂に埋もれてひどい状態になっていた.

この写真は海草藻場に生息するハボウキガイで,海草が消失した場所に露出している.沖縄のハボウキはほぼ例外なく海草藻場に生息しているのだが,このような生息状況が多く観察された.

海草の埋もれ具合や枯死の状態から見ても,これは台風で急激に砂の堆積が進んだものではなく,少なくとも数週間以上の過剰な砂の堆積によるものだと考えられる.

泡瀬干潟北部全域で砂の堆積が顕著で,海草藻場が広い面積で失われ,岩礫地なども砂をかぶり,全体的に「砂漠化」し生物が激減している印象を受けた.

この6年間,海草藻場の環境はかなり安定していたので,これは昨年末から行われた沖の浚渫や堤防建設による,砂の巻上げ,潮流の変化による砂の堆積だと考えられる.

沖縄総合事務局による調査でも泡瀬の海草藻場の面積は,ここ数年明らかに減少傾向にある.

埋立計画地外でも明らかに工事の影響が出始めており,埋立計画地外の環境を保全できる可能性は現段階でも極めて低くなってきた.

このままでは,泡瀬干潟の生態系は埋立以前にも回復不可能なほどに破壊される恐れがある.

早急に,浚渫と堤防建設による潮流の変化と砂の動きを調査すべきで,この環境変化の動向・原因が科学的に把握されるまで,工事は決して継続されるべきではない.

2006年7月12日

2004年6月3日:上の写真にごく近い場所.ハボウキは海草に埋もれるように生息している.


投稿者: 由

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