唄う八百屋のライブ.
島の盆踊りスタイルで歌い出す.
優曇華(うどんげ)に定めの無いのは 舟に魯櫂(ろかい)の無い如く
~姫島盆踊り歌~
そのように,水のように,波のように,形のないものを,時のようにさわれなかったものを,歌に,音にして,風が吹く丘で,雲の上の金色の宮殿で,いつかまた,あなたに会えますように.
時を忘れて遊んだ,この神々の庭で,鶴が鳴き,亀が涙を流していた日々の向こう側で,麦藁帽子を持ち上げて,昔のように微笑んで下さい.
私が歌い終わるまで待っていてくれたことを,私が遊び続けるのを見守っていてくれたことを,あなたの大きすぎる愛を思い出すばかり.
時が来るのを,みんなが知っていたかのよう.
私たちは天使の声を聞いて,一時,空を眺めて,それからまた鍬を強く握って,大地に話しかけた.
実りとは何か,空(くう)とは何か.
南無阿弥陀仏
*我が父が,3月22日未明に逝去した.
こんなところに書くべきではないのだけれど,私が「姫島」であることを,世界のどこに行っても「姫島」であり続けることで生きてきた私を,最期まで支えてくれた父に,清澄という美しい名前の男に,私が今行き着いている言葉を捧げる.
いろせな言葉を許してほしい.
http://www.youtube.com/watch?v=cnf-6I9iBqE
これは,後藤さんが記録してくれた「歌う八百屋」での演奏.
姫島の由太郎の長男の清澄ん息子ん博由が作った唄.
歌が下手やけど,我慢しちょくれな.
投稿者: 由
前ブログでのコメント
返信削除投稿者:由2010/4/8 21:12
うろ覚えですが,アイヌ語はシベリア起源らしく,沖縄語は日本語から派生したもののようです.
Wikipediaを見ると「近年の遺伝学的研究では日本人(本州、北海道アイヌ、沖縄県の3地域を比較)の遺伝子はほぼ同じで、北アジアを起源に持つことが明らかにされ、従来定説化されてきた縄文人(アイヌ含)を南方系・弥生人を北方系とする埴原和郎の「二重構造説」は否定されている。つまり北アジアのバイカル湖周辺を起源に持つ集団が複数回にわたって渡来することによる遺伝的な多重構造が存在すると考えられている」
と言うことで,とにかく縄文時代には,この島にもういろんな人たちがやってきて,ぐちゃぐちゃになっていたのだと思います.
とにかく,モンゴロイドと呼んでおけば,無礼はないようです.
イカの研究者は,モンゴウロイドと呼ばれています.
投稿者:みぃ2010/4/7 11:30
お父様へのメッセージに泣いてしまいました。
父親って色々小言を言いつつ、子供のやりたい事を陰ながら支えてくれてるんですよね…私も改めて父に感謝をしてます。
由さんのブログは沖縄の方言が多いですね。
沖縄と北海道のアイヌが元々同じ民族で、北と南に別れたとの説がありますが、確かに言葉や顔なども似ている点もあり…由さんはどうお考えですか!?