昨年くらいから,台湾産ハマグリが日本で頻繁に出回るようになってきた.
これがその台湾産ハマグリで,今年の3月3日(雛祭り)に大分県豊後高田市で購入したもの.大分県はハマグリ漁獲量のかなり多い県であったが,近年は漁獲が低迷しており,こうして輸入物の流通に頼っているのは淋しいことである.
この台湾産ハマグリを,一応,タイワンハマグリ Meretrix meretrixに同定しているが,いろいろと検討が必要.
このタイワンハマグリは,膨らみが強く殻はやや薄く,殻の印象はハマグリ M. lusoriaに似ているが,シナハマグリ M. petechialisのように套線湾入は浅い.歯がしばしば紫彩されるという特徴がある.台湾産ハマグリは遺伝的には,シナハマグリに近いという研究がある.
タイワンハマグリの潮汁.汁は濃厚な味で美味いが,肉は泥臭く不味だった.養殖環境が良くないという噂があり,そのためかもしれない.
三つ葉は,実家の庭に山のように生えていて,それを入れた.
投稿者: you
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