イルカを絵にするというのは,実に難しいと思う.
ピカソやダリや横山大観が,こぞってイルカの絵を描いていないのは,やはりイルカを絵にする困難さにあるのではないか.もしかしたら,彼らが描いたイルカの絵もあるのかも知れないが,あまりよく知られていないということは,それは駄作として人の目にふれていないか,本人たちが自己嫌悪のあまり不燃ゴミに出したかどちらかだろう.
イルカの掛け軸というのも見たことがない.日本が海に囲まれた国であることを考えると,これも奇妙なことだ.どうもこう,つるつるてかてかしていることが,大自然の威厳や神秘からかけ離れたポジションにイルカをあらしめていて,芸術的審美観に向いていないのかもしれない.
そんな中で,美尾先生画のCrown of Dolphinは,とても素晴らしくて,どうしてこんなに可愛くイルカがかけるのかと驚愕した.やはり,静岡県人だからなのか.
それで私もイルカの絵に挑戦してみた.
いかにも大分県人らしい絵だが,この絵のポイントは,イルカがかぶっている帽子の「ル」という文字で,これはイルカが書ける唯一の文字で,彼らの精神の本質を表現しているといわれている.
ついでにこれは,山口県徳山競艇のマスコット,スナメリの「すなっち」で,昔,競艇場に迷い込んだというエピソードがあって,それでマスコットになっている.
スナメリといえば,もちろんアンチ上関原発のカリスマであるわけだが,徳山競艇のアイドルであることにも山口県人は思いを馳せて大切にしなくてはならないだろう.
投稿者: 由
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