2月28日,藤沢市内のスーパーで,「三重県産 活地はまぐり」として小型の「タイワンハマグリ」が大量に売られていた。
この「タイワンハマグリ」は,たしかにハマグリとちょっと区別が難しいため,巧妙で悪質な産地偽装と言える。明らかに台湾産で,しかも明らかに養殖物である。
「タイワンハマグリ」の値段は,158円/100g(2月22日,新宿)程度だが,藤沢のものは398円/100g(2月28日)で売られていた。卸業者かスーパーは,安く仕入れたものを高く売って大儲けしてるはず。やれやれ。
三重県産というのは「その手は桑名の焼き蛤」で有名なように,日本一のブランドで,京都でも最高値で取引される。
タイワンハマグリが不味いというわけではないのだが,養殖状態が悪かったり,輸送に時間がかかっている分,味が落ちることがある。
これで三重県産ハマグリの評判が落ちたら,どうしてくれるのか。
三重県の赤須賀漁協の苦労を知っているので,ほんとに許せない思い。
これは,告発すれば,法律で罰せられる。
だけど,水産業全体の貧しさを思うと,そんな気にはなれない。
スーパーで働いてる人たちのことを思うと,なおさら。
今年はこの偽装に注意。
台湾産とちゃんと表示してあるもの。
タイワンハマグリは,茶色い個体が多く,殻の膨らみが強い。
投稿者: yuu
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