2022年6月30日木曜日

「Annual meeting」2009/4/8

と言うわけで,年に1回は,会いたくなくても会わざるをえない人,意図的に接触を避けてきた人,たまには会いたかった人,とても会いたかった人,初対面の人などが集まる株主総会が,いろんなとこであるわけです.

某貝類学会の総会・大会は,今年は大阪で開催されました.

某生物地理学会の大会は,私が顔を出すようになってから「貝類学会の大会と同日程にすべし」と制定されたようで,今年も参加できませんでした.


桜の花が咲き乱れ,大衆が将棋をしたり,飲んで騒いでいる浪花の公園の一角の博物館の一室で,平均3mm以下の軟体動物のじめじめした生殖器の構造や,殻の内部構造を「世界でこれ以上,大切なことはない」と力説している演者が多数いる株主総会なので,全国の花見客の1万分の1くらいの個体群であるわけですが,それはそれで,国際社会にとっては非常に重要なミーティングであるわけです.


変人や奇人,嫌な奴の見本市とも,私は決して言ってませんが,そのくらいの高い評価があるxx学会ですが,今年はとても大阪的で楽しい学会でした.


ナウマンゾウが「なうまんぞ(古関西弁:たくさん飲んで食べましょう)」と鳴く中で懇親会が開かれた.


これは道頓堀ではなくて,博物館の中の懇親会の模様.ナウマンゾウ・マークが素晴らしい.豆腐と日本酒の屋台が軒を連ねる.


これも千日前ではなく,博物館の中.イカ焼きの屋台は,軟体動物学の知見を反映して,淋しく離れた場所にある.


これも天王寺公園付近の立ち飲み屋ではなく,博物館の中の学会の懇親会.酒をついでる人は,立ち飲み屋の親父ではなく,高名な古生物学者で博物館の学芸員.


コメントのしようがないほど,関西スピリッツに感動しました.痛風上等!!


学会1日目には,北朝鮮関連の貝類の発表がされてる時に,テポドンが日本上空を飛んでいたようです.消息筋は「もしコンゴウクチミゾガイの殻が割られていたら,大阪への落下は避けられなかっただろう」と漏らしている.


投稿者: 山下由

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