ほんのちょっと
ワシントン・ホテルに行った
ベッドに寝転んで
故郷の海で鼓動する心臓を思う
あの昔の幸せな日々
影のようになって
街角の隙間を歩く
もうすぐ電話が鳴る
彼女が雨の中から
いつものようにいつもの声で
沈んでしまったもの
心の中の城を歩く
失くした宝物と手紙
夢の奥を
吹き続ける風
ではまたいつか
ワシントン・ホテルで
人間の罪を
背中から撃て
バラク・オバマに伝えてくれ
ほんのちょっと
ワシントン・ホテルに行った
ベッドの中で泣いていた
きっとまたいつか
海のほとりの王国で
April 10, 2011
投稿者: 博由
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