小学生の頃,運動会の日の朝に,窓の外でドンガラッガッタという太鼓の音が響いて,「あれは三区の勇者の群か」と唄声が聞こえて来る.
姫島には大きい区分で六区があって,区対抗で村民運動会が開かれる.
中学生になると応援団として,当時の「青年の運動会」に参加した.
各区の応援歌と応援の踊りがあって,私は三区で「南軍浜千鳥」などを踊っていた.
こういう応援歌も踊りも今はやらなくなったと聞いてるけど,本当はどうなんだろうか?
全く「文化の豊かさ」というような近代的な汚らわしい言葉を使いたくないが,おもしれえことやあたりまえの豊かさ,人間が生き生きしているということは,年々失われていくようだ.
こういう唄や民謡,年に一度しか歌われない唄,もう一人しか覚えていない唄,などがたくさんあって,それを残しておきたいなあと思う.記録するということではなくて,いい歌のために.西表の歌とかも.
それで「Japan Folk Ways」という会社を作りたいと昔から思っている.
風が来る四つの神聖な方角が刻印された扇風機(有形文化財,山下家所蔵)
投稿者: 由
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