沖縄市・沖縄市長は,泡瀬の第一期埋立工事を容認する方針をかためたらしい.
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-29160-storytopic-3.html+
泡瀬の海の守護と,沖縄が生まれ変わることを期待していた人たちにとっては,大きなショックだ.
沖縄の人たちが自ら,沖縄の美しさ・豊かさを放棄して,「日本本土」並の腐った社会に一歩でも近づこうとする努力に敬意を表したい.
泡瀬の海の美しさ・豊かさを讃え守ろうとした人々の声は,ついに「沖縄市」に届かなかった.
昨年から今年にかけて,泡瀬に生息するホソウミヒルモ(海草類),ユンタクシジミ,ザンノナミダ(貝類),ヒメメナガオサガニ(甲殻類)の4種が新種として記載された.このうち,ザンノナミダとヒメメナガオサガニは,泡瀬がタイプ産地になっている.工事中に,4種もの新種が発見され,タイプ産地に指定された場所で,工事を継続しているという事例は日本で初めてである.また,「レッドデータおきなわ」(沖縄県文化環境部)に登載されている希少野生動物種が,沖縄総合事務局の調査でも,113種(魚類3種,甲殻類11種,貝類99種)も泡瀬から確認されている.希少野生動物種が100種以上もいるような状況で,工事を継続している事例も,泡瀬が初めてであるし,世界中を見渡しても,そんな公共事業の例はないであろう.レッドデータブックは「絶滅の恐れのある生物」を守ることで,自然環境全体を保全するためのものであり,それは沖縄県の環境政策の基盤である.内閣府は,明らかに沖縄県の環境政策を踏み躙っており,地方自治が国策である現在,内閣府の姿勢は非常に問題視される.
新種を記載し,レッドデータブックの膨大な原稿を書いた生物研究者たちの,泡瀬の海の豊かさを科学的に示した作業も,ついに内閣府沖縄総合事務局と「沖縄市」には届かなかった.
生態系の価値が,生態系を理解しない・できない人間たちの手の上で,紙屑のようにくしゃくしゃにされ捨てられるのを,私は今日,目の当たりにした.
この屈辱の最低の日に,私は社会の発展方法は生物学的になされなければならないことを,はっきりと宣言しておきたい.
何故なら,我々人間は生物であり,我々以外の生物がいるおかげで,やっと生きているに過ぎないからである.歴史学も社会学も経済学も,生物学の一部に過ぎない.
沖縄県,沖縄市,泡瀬の社会的発展は,生物学的に行なわれているだろうか.つまり,どんなちっぽけな生物や人間にも生きる権利が保障され,それが社会の中で祝福されているかどうかということだ.
人間の利益だけを考えても,泡瀬の埋立は,あまりにも愚かだ.ちっぽけな存在として,次にゴミ箱に投げ込まれのは,米軍基地の地主や土木業者や役人であるあなたに他ならない.覚悟しておけよ.
投稿者: 由
前ブログでのコメント
返信削除投稿者:モモノハナ2007/11/23 21:53
東門市長、ついに埋立容認ですか。。。
ところで最近調べ物が多くて、今日はインターネットのフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を利用しました。ふと思い立って「泡瀬干潟」で検索してみたら、なんとあるではないですか。
↓↓↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A1%E7%80%AC%E5%B9%B2%E6%BD%9F
これって、あ○きさんが書いたのかなぁ。。。
http://haiyue.cocolog-nifty.com/