それでまあ,落葉をめくったり,朽木をはぐったり,ナメクジにびびったりする仕事もつらか~,というわけで,夜は九州の地酒(寒北斗とか西の関)を飲んで,墨を塗ったような地鶏のもも焼きを食べたりして,「日本には日本酒という素晴らしい酒があるのに,ワインの方が偉そうにしてるのは気に食わない」とかクダを巻いて,一日の疲れを癒すわけです.
最近,めっきり小食かつ菜食になっているのに,九州の焼鳥はおいしくてガツガツ食べて,よ~しもっとおいしいものを食べてやると二軒目がホルモン屋という異常な行動を取る.
このテキサスにでもありそうなホルモン焼き屋・KOTOBUKIでは,ハチノス(280円)・ホルモン・カルビが,特においしかった.最近,週間モーニングの「悶々ホルモン」(佐藤和歌子)という連載エッセイにはまっているんだけど,ここもちょっとお勧め.
今日はこのくらいで許してやるか,とホテルに帰って眠る.夜中の2時半になって,口の中が猛烈に臭くなって目を覚ます.東南アジアの熱帯の植物が一斉に咲いて,なおかつ腐りました,すみませんという凄い匂いだ.「俺の口の中の細菌は何をやっちょるんだ!!」と激怒して,歯を10回くらい磨く.普段は10日に1回しか磨かないので,いい機会だ.
口臭で眠れないので,TVをつけたら「大列車作戦」(1964年)という素晴らしい映画をやっていた.ナチスの絵画強奪を,バート・ランカスターが最後は侍のように一人で阻止するという死ぬほどかっこいい映画で,最後に映し出されるシーンは,絵画とは何かを思わせる.
http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/THE%20TRAIN.htm
「素敵な人は 荒野の向うから 片足を引きずりながらやってくる」という歌を思い出した.
投稿者: 由
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