2005年9月18日,泡瀬干潟.泡瀬干潟を守る連絡会提供(小橋川共男,撮影).
中央に見える純白の砂州は,水深0mからごく浅い海域に広がっている.サンゴの粗砂が優占する琉球列島の浅海域では珍しい細砂の海中砂州である.海岸地形・環境そのものとしても,貴重である.
その特異な環境に対応して,ここには,ニライカナイゴウナ,トウカイタママキ,フジイロハマグリなどの貝類や,ウミエラの1種などが生息していて,日本でここしか見られない特異な生物群集が存在する.
2007年3月22日,泡瀬干潟.泡瀬干潟を守る連絡会提供(小橋川共男,撮影).
その貴重な砂州や,浅海域の藻場が浚渫された.浚渫土砂は,海上の埋立地に投入されている.こうした大規模な自然の改変は,泡瀬干潟の生態系を大きく変容させている.
これらの写真は,泡瀬干潟を守る連絡会がパラグライダーから撮影したものだ.泡瀬干潟を守る連絡会のおじさんたち,その泡瀬干潟への熱い思い,その戦士たちの素晴らしい戦いぶりに,本当に頭が下がる.
投稿者: 由
0 件のコメント:
コメントを投稿