泡瀬の沖にある大きな砂州(フジイロ砂洲)を越えて,一文字堤防の方を見て,愕然とする.海草場が大きく失われていて,砂の堆積がひどい.緑濃い海草場が失われて,白い砂の世界になっている.二日間かけて,泡瀬干潟北部全域を歩いたが,90%以上の海草場が破壊されていると感じた.
この写真の地域は埋立計画地外である.泡瀬の埋立事業は,埋立計画地外の環境・生態系が保全されることが大前提として,推進されている.
しかし,埋立途上なのに,既にこの有り様だ.埋立計画地外の環境・生態系が保全される可能性は極めて低い.これが,埋立工事の影響ではないと,どのように科学的に証明されるのか! 埋立工事の影響ではないと言い張る「事業者の意見」は,ただの独り言ではないか!
この場所は,「保全措置」である海草の機械移植実験によっても,生態系が大きく破壊された場所である.こうした,工事途中の公共事業による生態系破壊の責任は,誰が負うのか!
投稿者: 由
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