私たちは何故、九州の辺境をさまよっているのだろうか。
誰が何を望んでいるのだろうか。
旅の果ての鹿児島の北西海岸では、老婦人が外洋砂浜に線を刻んでいた。
鎌で砂を浅く鋤くと、カチと蛤にあたる。
それは世界で最も小さな感触と音のひとつだろう。
ごく小粒のチョウセンハマグリが鍋にかけられて、味噌汁ができあがる。
東支那海の夕陽も風の音も、みんなその中にあって、人間の胃袋の中では言葉が眠ろうとしている。
波で消えていく絵を描くために、明日もここに来るだろう。
投稿者: hiroyoshi
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